一生使うからこそ、“普通”にこだわりたい。結婚指輪選びの3つのヒント

1. デザインの「微差」が印象を大きく変える

シンプルな結婚指輪とはいえ、そのデザインには多彩なバリエーションがあります。

たとえば、「ストレートタイプ」のリングでも、

・角が立ったシャープな印象のもの

・丸みを帯びて優しい印象のもの

・表面にわずかなウェーブを加えたもの

など、 ほんの少しの違いが、手元の印象や着け心地を大きく左右します。

注目ポイント：

• 手の大きさや指の長さに合ったボリュームか
• 実際に身につけたときの「自分らしさ」
• 結婚後、生活の中で邪魔にならないか

写真では分かりにくいディテールも多いため、できれば複数のデザインを試着して比べてみることをおすすめします。

2. 素材と仕上げで“上質感”は決まる

デザインと同じくらい大切なのが、素材と仕上げです。見た目の印象はもちろん、長く使う中での耐久性やお手入れのしやすさにも影響します。

主な素材：

• プラチナ（Pt950/Pt900）： 日本では定番の素材。変色に強く、白く上品な輝きが特徴。
• 18金（K18YG/K18PG）： イエローやピンクゴールドは肌なじみが良く、温かみのある印象。
• ホワイトゴールド： プラチナに近い見た目ながら、やや軽量。コーティングのメンテナンスが必要。

仕上げの種類：

• 鏡面仕上げ（つやつや）：フォーマル感と高級感があり人気
• ヘアライン（マット）：指になじみ、カジュアルで落ち着いた印象に
• 槌目（つちめ）：職人の手仕事感があり、味わい深い仕上がり

「同じデザインでも、素材と仕上げが違うだけで雰囲気が変わる」ので、ぜひ比較してみてください。

3. 「おそろい感」と「自分らしさ」の両立

結婚指輪はペアで購入するのが一般的ですが、「完全におそろい」にこだわりすぎる必要はありません。

男性と女性では手の大きさや好みも異なるため、それぞれが「心地よい」と感じる指輪を選ぶのがベストです。幅や厚みを変えたり、同じデザインでも異なる素材で仕上げるなど、“リンク感”を残しつつ、個性を出す方法もあります。

おすすめの工夫：

• 素材や幅は違っても、内側に同じ刻印や誕生石を入れる
• メンズはマット、レディースは鏡面にしてツヤ感の違いを楽しむ
• 表面はシンプル、内側に色石やデザインを入れて遊び心をプラス

最後に：普通だからこそ、奥が深い。

シンプルな結婚指輪は、“ただの無地のリング”ではありません。長年寄り添うパートナーのように、自分の人生に静かに寄り添い続ける存在です。「なんとなく」で選ぶのではなく、「自分たちらしさ」と「永く愛せるか」を基準に、ぜひじっくり検討してみてください。

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