
2025最新!憧れの国際宝飾展公式インフルエンサーになる方法
- ファッションジュエリー
日本
近年、企業のマーケティング戦略において、SNSの活用は不可欠な要素となっています。その中でも、自社の社員がインフルエンサーとして情報発信する「社員インフルエンサー」という存在が、新たな潮流として注目を集めています。こちらでは、静岡のジュエリー店に勤務する店長でありながら、「ペンを拾うお姉さん」「はるたん」として活躍する現役社員インフルエンサーの5年間の経験を通して、その可能性と新しい働き方について探ります。
この記事を書いたスタッフ
ウエディングプランナーを経てブライダルリング専門店での経歴を活かし、ふたりのウエディングライフを楽しく過ごせる情報を発信します。
「SAKI」はJEWELRY MAGAZINE本部のスタッフです。社員インフルエンサーとは、企業に所属しながら、自身のSNSアカウントなどを通じて自社の製品やサービスに関する情報を発信する人物を指します。これは、外部のインフルエンサーが企業から依頼を受けてPRを行う従来の形とは異なります。社員インフルエンサーの最大の強みは、自社製品・サービスへの深い理解に基づいた発信による高い信頼性です。実際に製品を使用している社員のリアルな声は、消費者に共感を呼びやすく、購買意欲を高める効果が期待されます。また、外部インフルエンサーへの依頼と比較して、コストを抑えられる点も企業にとって大きなメリットと言えるでしょう。さらに、社員が積極的に情報発信に関わることは、従業員エンゲージメントの向上にも繋がります。
SNSが社会に浸透した現代において、消費者は企業からの画一的な広告よりも、個人の体験に基づいた情報や口コミを重視する傾向にあります。社員インフルエンサーは、まさにそのニーズに応える存在と言えるでしょう。製品やサービスを実際に使用した感想や体験をSNSを通じて発信することで、従来の広告では届きにくかった層へのアプローチを可能にし、より親近感のある情報提供を通じて消費者の購買意欲を刺激します。
TikTokで異彩を放つ「ペンを拾うお姉さん」こと、はるたん。このユニークなキャラクターは、所属するジュエリー店の社長からの「もっと個性を活かしてブランディングしてみよう」という提案がきっかけで生まれました。名前の由来は、前職のホテル勤務時代に培った美しい所作。テレビで見たアナウンサーが優雅にペンを拾う姿に感銘を受け、真似てみたところ、それが予想外の反響を呼んだと言います。「お姉さん」という少し不思議な響きが、かえって人々の関心を引きつけると考え、この印象的な名前が採用されました。
TikTokに参入したはるたんの活動は、インパクト重視の戦略が功を奏し、フォロワーは10万人を超え、オリジナルグッズの展開にまで至りました。5年間の地道な努力が実を結び、「社員インフルエンサー」「はるたんインフルエンサー」といったキーワードでの検索順位も上昇。県外からの顧客増加という具体的な成果にも繋がっています。
はるたんの活躍は、個人の成功に留まりません。現在主流となっているショート動画検索においては、「黒蝶真珠ネックレス」や「宇和島真珠展」といった宝飾関連のキーワードでも、彼女の動画が上位表示されるなど、企業のマーケティング活動に大きく貢献しています。TikTokアカウントでは、ジュエリーの魅力が伝わるような商品紹介動画や、社内イベントの様子などを積極的に発信。この成功事例は、企業が社員の個性を活かしたインフルエンサーマーケティングに取り組むことの有効性を明確に示しています。
ルシルケイの社員インフルエンサーとして、はるたんは今後、動画やライブ配信を通じて、さらに多くの人々にジュエリーの美しさを伝えていきたいと考えています。同時に、自身の経験を活かし、社員インフルエンサーを目指す人々へのサポートも積極的に行う意向です。動画編集のテクニックや効果的な発信方法を共有し、共に成長できるコミュニティを築くことを目指しています。「ペンを拾うお姉さん」として、人々に笑顔と感動を与え、社員インフルエンサーを目指す人々には、一歩踏み出す勇気を与える存在でありたいと、彼女は力強く語ります。
はるたんの5年間の軌跡は、SNS時代における新しい働き方、そして社員一人ひとりの個性を活かすことの可能性を示唆しています。今後、ますます多くの企業が社員インフルエンサーの育成と活用に注目していくことが予想されます。
1月15日に国際宝飾展(東京ビッグサイト)にて開催されたセミナー「社員がインフルエンサーに!県外の顧客をつかむSNSマーケティング戦略」には、100人以上の参加者が集まり、大変好評でした。講師には、ルシルケイの代表取締役社長・鈴木晃司氏とTIARA店長・杉田晴奈氏が登壇し、同社が地元以外の商圏を広げるために実践している具体的な取り組みについて話しました。今回は神戸で登壇決定です!興味のある方は是非ご参加ください。
日時 2025年5月16日(金) 14:00~15:00
場所 神戸国際展示場内セミナールーム
「SAKI」はJEWELRY MAGAZINE本部のスタッフです
JEWELRY MAGAZINE本部
全国 営業時間:11:00~19:30 定休日:土 日 祝日