石田氏がラボグロウンダイヤモンドを扱う理由。業界のパイオニアが与えた決断の言葉

石田氏がラボグロウンダイヤモンドを扱う理由。業界のパイオニアが与えた決断の言葉

長きにわたり天然ダイヤモンド一筋でビジネスを展開してきたプロフェッショナルが、なぜ新しい宝石であるラボグロウンダイヤモンド(LGD)の取り扱いを決断したのか? 第5弾では天然ダイヤモンドの専門家である石田社長が、その決断の裏側にあった驚きと、ダイヤモンド業界の「パイオニア」との決定的な対話について語っています。

この記事を書いたスタッフ

ダイヤモンドアドバイザー 杉田晴奈
ダイヤモンドアドバイザー 杉田晴奈

日本グロウンダイヤモンド協会公認ダイヤモンドアドバイザーとしてダイヤモンドとラボグロウンダイヤモンドに関する専門知識を持ち、お客様にダイヤモンドの選び方や正しい価値を伝える活動を行っている。SNSを通してダイヤモンド市場のトレンドを発信。

「ダイヤモンドアドバイザー 杉田晴奈」は日本グロウンダイヤモンド協会のスタッフです。

目次

1. 「私が生きてる間に」起きた技術革新への衝撃

天然ダイヤモンドに深く携わってきた石田社長がラボグロウンダイヤモンドを扱い始めたきっかけは、2016年頃に初めてその実物を見た際の「衝撃」でした。当時、まだ多くの人がラボグロウンダイヤモンドを見ていない状況で、社長は「私が生きてる間に、こんなものが出来上がったんだ」と、その技術力にまず驚きを感じました。長年の天然ダイヤモンドの歴史と向き合ってきたからこそ、この新しい存在を扱うべきか否か、深く悩んだと言います。

2. 批判を覚悟した「ダイヤモンドのパイオニア」への相談

この悩みを抱える中、石田社長は「ダイヤモンドのパイオニア」と呼ばれる、父親に、2カラットほどのラボグロウンダイヤモンドを見せることを決意します。社長は、新しい、そして当時批判されがちだったラボグロウンダイヤモンドを前に、「お前、何考えてんだ」と、厳しい言葉が返ってくることを覚悟していました。しかし、パイオニアは何も言わず、そのダイヤモンドを長い時間、じっと見つめ続けました。そして、数分間の沈黙の後、彼の口から出た言葉は、予想とは全く異なるものでした。

3. 「お前、これやんなきゃダメだ」

ダイヤモンドのパイオニアが下した判断は、ラボグロウンダイヤモンドを否定するものではなく、「お前、これやんなきゃダメだ」という、決断を促す力強い一言でした。この言葉は、天然ダイヤモンドの歴史と真価を知り尽くした人物が、新しいダイヤモンドの可能性を認めた瞬間であり、石田社長にとってラボグロウンダイヤモンド事業を開始する大きな後押しとなりました。

天然ダイヤモンドのプロフェッショナルがラボグロウンダイヤモンドの取り扱いを決めた背景には、単なるビジネスチャンスではなく、業界の未来を見据えたパイオニアの確信と、それに応えようとする挑戦者の精神があったことが示されています。

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「ダイヤモンドアドバイザー 杉田晴奈」は日本グロウンダイヤモンド協会のスタッフです

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